スキルアップ>技術士補H19>4-1~
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「道路橋示方書・同解説Ⅴ耐震設計編(平成14年3月)」で規定される、わが国の道路橋の耐震設計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)橋の重要度は、道路種別及び橋の機能・構造に応じて、重要度が標準的な橋と特に重要度が高い橋の2つに区分されている。これらのうち、特に重要度が高い橋のことを「A種の橋」という。
(2)橋の耐震設計においては、レベル1地震動とレベル2地震動の2段階のレベルの設計地震動を考慮するものとされている。これらのうち、橋の供用期間中に発生する確率が高い地震動は「レベル1地震動」である。
(3)橋の耐震性能として、「耐震性能1」、「耐震性能2」、「耐震性能3」の3段階のレベルが設定されている。これらのうち、「地震によって橋としての健全性を損なわない性能」は「耐震性能1」である。
(4)橋の耐震性能照査方法として、「静的照査法]と「動的照査法]の2つがある。これらのうち、高次モードの影響が懸念される構に適用できる照査方法は「動的照査法」である。
(5)橋の支承部の構造として、「タイプAの支承部」と「タイプBの支承部]の2つの構造がある。これらのうち、レベル2地震動により生じる水平力に対して変位制限構造と補完し合って抵抗する構造は「タイプAの支承部」である。
解答例