スキルアップ技術士補H19>4-21~

4-27
鉄道工学に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)鉄道車両は、曲線を通過するときに内側レールをずらして軌間を少し拡大し、車輪がレールを通過しやすいようにすることが一般的に行われており、この拡大量をスラックという。
(2)乗客や乗務員に対する危険防止のため、隣接する2本の軌道の中心相互間の間隔が定められており、これを軌道中心間隔という。
(3)鉄道車両が曲線部を通過するとき、車両の両端が曲線の外側に、中央部が曲線の内側にはみ出すことから、そのはみ出した分だけ曲線部においては車両限界を拡大する。
(4)鉄道車両の運転上の安全度からみて、停車場内の配線などにおいては、対向分岐器をできるだけ少なくする必要がある。
(5)線路の勾配が変化するところでは、鉄道車両の上下動揺の加速度が大きくなったり、乗り心地が悪くなったりする欠点を補うため、勾配の変化するところに縦曲線を挿入する。

解答例